水虫にはラミシールクリームを選択すると良い

水虫の治療をしたいという場合、ラミシールクリームを選択すると良いでしょう。
水虫の原因は白癬菌と言われています。
この菌を殺菌する成分はいくつかありますが、ラミシールクリームにはテルビナフィン塩酸塩という成分が配合されています。

テルビナフィン塩酸塩は水虫の原因となる白癬菌の細胞膜を破壊するという作用機序があり、水虫だけでなくさまざまな感染症の治療に使われています。
ラミシールクリームの効果効能は真菌である白癬菌を殺菌するというものであり、水虫による痒みや赤みなどといった症状を改善することができます。

真菌である白癬菌は感染力、増殖力が共に強いという特徴があります。
そのため一度感染すると治すことが難しいとされています。ラミシールクリームを塗れば効率よく治すことができます。
ちなみに、水虫は家族にも感染しやすいため、家の中では薬を使うだけでなく、靴下を着用するなどの工夫も大切です。

水虫が治ったように感じても、自己判断で治療をやめるのは良くありません。
表面上は治ったように見えるかもしれませんが、皮膚の奥にはまだ白癬菌が存在していることがあります。
そのためある程度の期間はラミシールクリームを使い続けることがポイントです。
治療にかかる期間は個人差もありますが、1ヶ月程度は継続して使用しましょう。

ラミシールクリームの注意点として、使用頻度を守るということがあります。
1日2回以上塗ると副作用のリスクが高まってしまうので気を付けましょう。
ラミシールクリームは安全性の高い薬ですが、副作用が全く無いというわけではありません。
まれに副作用として、皮膚の刺激感や色素沈着、赤み、痒みなどが発生してしまうことがあります。
このような症状が出てしまった場合、皮膚科を受診しましょう。

妊娠中の使用については安全性が確立されてないため、妊娠中または妊娠の可能性がある女性は使用しない方が無難です。
出産して落ち着いてから水虫の治療を行うようにしましょう。

テルビナフィンの作用機序

水虫の原因とされているのが、白癬菌です。
細菌とは異なるもので、ヒトに近い高度な細胞が真菌です。
感染症のうち真菌が原因となるものと言えば、水虫、たむし、カンジダ症などがあります。
真菌に対する治療には抗真菌薬が使われており、異常な増殖を抑えることで皮膚症状を改善します。
テルビナフィンを主成分とする治療薬の商品名がラミシールですが、アリルアミン系抗真菌薬の一つです。

テルビナフィンは白癬菌の細胞膜を破壊する作用機序を持っていますが、ヒトの細胞も細胞膜で覆われています。
ヒト細胞膜を構成しているのがコレルテロールですが、真菌を包む細胞膜を構成しているのはエルゴステロールだということです。
テルビナフィンはコレステロールには作用せずに、エルゴステロールに対して阻害作用を表します。
エルゴステロールを生成する途中にスクアレンエポキシダーゼを選択的に阻害することで、エルゴステロール含量を低下させ、真菌の細胞膜の障害を引き起こします。

そのためヒトの細胞に対してはほとんど影響を与えずに、ラミシールは真菌を選択して破壊することができるのです。

ラミシールはあらゆる真菌に対して効果効能がある薬ですが、その中でも特に白癬菌に対して強力な作用があります。
また爪や皮膚への移行性と、貯留性もみとめられていますので、塗った薬の効果が長く続きます。
クリームなどの外用薬として使うことで、水虫に対する効果を発揮します。

使い方の注意点として通常は1日1回患部に塗りますが、使用頻度は必ず守るようにしてください。
また指示された期間は塗り続けなくてはいけません。特に爪の水虫では菌が完全にいなくなるまで半年以上かかるものです。
良くなったからといって自己判断で止めると再発の恐れがあります。